今回のテーマ

ビオトピアワインマルシェ
バイヤー試飲会 Vol.1

ワインの値段は
なぜ違うの?

テイスティングワイン

同じ国、地域、品種で、価格の違う2本の赤ワインを
ブラインドでテイスティング

ブランドA

A 1,000円以下

産地
イタリア・トスカーナ地方
品種
サンジョヴェーゼ100%
ブランドB

B 3,000円台

産地
イタリア・トスカーナ地方
品種
サンジョヴェーゼ100%

色・香りについて

Sさん
Ⓑは深い赤色がキレイだけどⒶは薄い赤って感じですね。
あ、Ⓑの香りはエレガントなイメージ。女性的な?ちょっとうまく表現できませんが。
Ⓐの香りはちょっとツンッとした感じがします。アルコールを直に感じますね。。。
Mさん
Ⓐのは少し濁ってみえるけど、Ⓑはルビーの様なキレイな赤ですね。
香りもやはりⒷのほうが好きです。広がるわりにはすっきりした香りで好みですね。
Ⓐは軽やかさを感じます。でも香りに広がりが感じられないかな。
Hさん
ⒶよりもⒷは熟成が長めだから、落ち着いた濃いルビー色をしているね。
香りは、Ⓐはフレッシュで赤果実とすみれのイメージ。 Ⓑは熟したラズベリーやすみれ、エレガントでフローラルなブーケを感じるね。
Hさん
Ⓑで香りに広がりを感じたのは、ぶどう熟成の違い。 木樽は香り成分がワインに溶け込んで、より複雑な香りになる。 逆にステンレスタンクを使ったⒶは、よりぶどう本来の香りを感じられて、フルーティーで親しみやすい。
香りの広がり方が、まるで「小さな公園」なのか、 「丘に広がる大きなお花畑」か、その違いを感じられたみたいだね。
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味わい・余韻について

Kさん
お!美味しい!Ⓑを先に飲んでますが・・これは口当たりまろやかですね~。
Ⓐはかなり酸味が強い感じ。あとから渋みというかアルコールの刺激がきます。
やっぱりⒷは美味しいですね、余韻が続く。まだおいしさ広がってます。
Tさん
Ⓐは・・アルコールが強め?ワインのふくよかさを感じられない味ですね。
Ⓑは口あたりまろやかですね~。渋みってあまり良い意味でないかもしれないけど、これはそれも含めて美味しい。
香りを嗅いでからの味への違和感がなく、香ったものが入ってきたな!という感じ。
渋みまで一体なのね~って感じ(笑) 色んな要素があるのにバランスがいい
Hさん
ぶどうの品質や品種、醸造、熟成などでワインは変わってくるよ。
Ⓐはぶどう本来の香りが軽やかで、酸味を感じやすいね。 ステンレスタンク数か月程度熟成された味わい。 大量生産ができるから、比較的安価で流通も多い。
Hさん
一方、Ⓑはフレンチオーク樽3年以上の熟成を経て作り上げられたもの。 Ⓐの何倍もの時間をかけているから、口当たりが優しく、まろやかでコクのある味わい。
余韻の長さや、バランスのよさもそこから来ているね。 栓を開けてから少し時間が経つと、さらに広がっていく味わいと余韻がとても心地よくなるのが、 手間をかけてつくられたワインの奥深さだね。
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いかがでしたか?
ワインの値段はなぜ違うのか、
色・香り・味わい・余韻から、
違いを感じていただけましたか?
次回の試飲会もお楽しみに!

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